「パーラー大黒天」経営の北星実業が破産

札幌市内にパチンコ店「パーラー大黒天」を経営していた株式会社北星実業および、関連企業の有限会社栄信企業が10月19日、札幌地裁から破産開始決定を受けた。
負債額は北星実業が約12億円、栄信企業が約3億円で、2社合計で約15億円。

信用調査会社の東京商工リサーチが伝えた。
 
北星実業は、札幌市内に「パーラー大黒天」の店名でパチンコ店6店舗を運営し、ピーク時の平成16年3月期には307億4,924万円の売上高を計上していたが、その後、射幸性の高いパチスロ機が廃止されたことや、大手パチンコ店の出店による競合激化から業績が低迷。
加えて、業界の環境悪化を受けてリース会社等が遊技台のリース契約を抑制したため、資金繰りが急速に悪化し、金融機関に対して返済条件緩和を要請するなど厳しい経営状況が続いていた。

30年3月期の売上高は約22億円にまで落ち込み、9月までに5店舗を閉鎖し、「北光店」と関連会社の栄信企業が運営する「江別店」の2店舗で営業を続けていた。
その後、本社および閉鎖した「元町店」の不動産売却で借入金の圧縮を図る計画だったが、交渉が不調に終わったことで資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。
栄信企業は、パーラー大黒天江別店を運営し、ピーク時には約43億円の売上高を計上していたが、30年6月期は約5億円まで低下するなか、北星実業に連鎖した。
 
なお、破産管財人には、ほくと総合法律事務所の津田秀太郎弁護士が選任されている。