山口県遊協総会、撤去回収を大衆娯楽回帰の転換期に


山口県遊協は6月16日、山口市内のホテルで平成28年度通常総会を開催し、上程5議案を全て可決承認した。

開会の挨拶で金栄作理事長は、検定機と性能の異なる可能性のある遊技機問題に触れ、「今回の撤去回収問題は、社会的不適合機の撤去、爆裂機の撤去に続く大規模な撤去措置となるが、業界が置かれている経営環境は当時と大きく異なり、我々ホール経営者にとっては大変厳しい対応が迫られている」と今後の展開を憂慮。その一方で、来店客が安心して遊んでもらえる遊技環境が必要との考えも説明しながら「今回の撤去を、業界が真の大衆娯楽として生まれ変わる契機にしたい」と、今後の撤去回収に理解と協力を呼びかけた。

議案審議では事業報告として、県内の一定区間の路線バスに、のめり込み防止を呼びかける大型パネルを貼付した啓発活動のほか、リカバリーサポートネットワークの活動支援として展開している店内でのポスター掲示や相談制度の周知活動を報告。事業計画案では、こうした公益活動を今後も継続実施する方向が示されるなどした。また、総会終了後には社会貢献活動の一環として、山口県暴力追放運動推進センターなど県下の公益財団法人4施設へ総額220万円の寄付金を贈呈した。

総会終了後の懇親会では、来賓として山口県警察本部生活安全部の伊藤正恭部長、同石川一幸課長、全日遊連の阿部恭久理事長が臨席。石川課長は健全営業に向けた施策に対しては法令に則って後押しをすると述べながら、業界に山積している課題としてのめり込み問題、くぎ曲げ問題、賞品買取問題の三点を指摘し、改善に向けた取り組みを促した。