高井議員が衆議院内閣委員会で遊技くぎ問題に関して質疑


民進党所属の高井崇志衆議院議員が4月27日の衆議院内閣委員会においてパチンコ依存問題に関する質疑を行った。答弁は、警察庁生活安全局の種谷良二局長と、国家公安委員会の河野太郎委員長が行い、一連の遊技くぎ問題に対する厳しい見解を示した。質疑の模様はインターネットサイト「衆議院インターネット審議中継」で配信された。
 
質問のなかで高井議員は、昨年、遊技産業健全化推進機構が実施した遊技機性能調査の結果において検定機と同じ性能の遊技機が1台も発見されなかったという、いわゆる「遊技くぎ問題」を取り上げ、河野委員長の認識を問い質した。
 
これに対して河野委員長は「この結果は極めて問題のあること。型式検定を受けた性能と全く違うものしかなかった、というのはあってはならないことだし、由々しき問題だと思っている。関係団体が早急に全て回収といっているので、警察としては、これがきちんとやられるように監視をしていくと同時に、機構がこれから抜き打ちで性能の調査をすることになっているので、違反がないようにしっかりみていきたい」と答弁。さらに「よもやないとは思うが、万が一にも同じようなことがあった場合には、メーカーに対して型式検定の取り消し、あるいはホールに対して営業停止処分を含めた行政処分を実施することを含め、厳正に対処していきたいと思っている」などとした。
 
また高井議員は、遊技機の性能を外部の第三者が確認できるような機器の装着を義務付ける提案を行ったが、警察庁の種谷局長は「風営適正化法はパチンコ営業者を規制する法律であり、お客さんにおいてパチンコ遊技機が風営適正化法の規格に適合するか否かを確認することができる制度を設けることは想定していない。そういう装置を法律で義務付けるということは考えていない」などと否定的な見解を示した。
  
高井議員は3月1日に「ぱちんこ遊技機の射幸性管理に係る規制の在り方とのめりこみ・ギャンブル依存症問題の関係に関する質問主意書」を提出し、一連の遊技くぎ問題で「不正改造が蔓延していることが明らか」「ギャンブル依存症の罹患者や家族に深刻な影響を与えていることが懸念される」などとして、射幸性の管理の在り方などについて政府の見解を問い質していた。その際の政府答弁が不十分として今回の内閣委員会質問を行ったという。