入替自粛なのに、相場が変わらないのはな〜ぜ?


基本、中古機の価格は「市場での人気度」というパラメータ(指標)により価格が決定される事が多いのですが、
1.需要と供給
2.新台販売台数(予定生産台数)と時期
3.相場操作

この3点が変数として存在します。@とAについては前回述べたので、今回はBの「相場操作」という点について解説していきます。

遊技機の中古機市場で言う「相場操作」とは、日本の「証券取引所」のような統括・監視体制が存在するわけではなく、売り手と買い手が自由に「価格を決定できる」という点を指します。わかりやすい例で言えば、ヤフーオークションのように「売りたい人が売りたい金額(=指値)を公開し、ネットで買い手を募集する」「買いたい人は、買いたい金額でネットや販売会社から情報を入手する」という方法なので、需要と供給バランスを「ネット内で自作自演する」事により、意図的に値付けを操作しやすい状況にあるという事なのです。

但し、誤解のないように言えば、そんなに「思い通りの値段で取引できない」という事も付け加えておきます。何せ市場で売買を主に行っているのは機械販売業者さん。その道のプロ。おかしい数字の動きは即座にキャッチしますし、不思議と適正金額に収束していく事が最近では多いようです。少しづつ、市場のメカニズムが働いてきている、と言って良いかも知れません。

話を戻しまして、よって他に「市場で希少価値がある機種」や「年末・年始、お盆中等の前の繁忙期前に需要が急騰する」等の要素も相まって中古価格が高騰するので、一概に「人気機種=価値が高い」、という事にはならない、というわけです。だから、5月は「入替自粛中だから相場が動かない」という事でもない、となるわけですね。

ちなみに前回ご紹介したサミーの『CR北斗無双』ですが、未だに1台170万から180万で取引が行われているようです。少し下がりましたけど、凄いですよね。一方、設置から1ヶ月程度経過した機種は、もう11万〜15万まで価格が下落しているという極端さ。中古機の相場でも「格差」が拡がる世の中になっているのは何故だろう?と考えてしまいます。