◇「射幸性抑制を最優先課題に」〜小柳保安課長、全日遊連全国理事会における行政講話で


警察庁生活安全局保安課の小柳誠二課長は23日、全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)の全国理事会において行政講話を行った。小柳課長は昨年12月に着任した。全日遊連は、行政講話の要旨を業界の関係団体に通知した。
 講話で採りあげたトピックスは大きく分け、@射幸性の抑制、Aのめり込み対策、B遊技機不正改造の絶無、C釘の問題、D遊技機の設置や部品変更にともなう適正な手続きの徹底、E賞品に関する問題、F広告・宣伝の健全化の徹底、Gホールにおける置引き対策の、以上8点。なかでも射幸性の抑制を最優先課題に位置づけた。
 小柳課長は、「客が射幸性の高い遊技を求めるのだから仕方がない」という考え方は、パチンコ依存を問題視する声が大きくなった現状ではもはや通用しないと指摘。パチンコ・パチスロ産業21世紀会が決議した、のめり込み対策を速やかに実施するとともに、遊技客の消費金額や獲得賞品総額を抑えることや、偶然性に過度に依存しない遊技の創出を求めた。
 のめり込み対策では、リカバリーサポート・ネットワークをはじめとする回復支援団体への支援拡大と、児童の車内放置事案の防止に努めることを求めた。
 遊技機の不正改造絶無に関して、昨年12月に兵庫県内で発生した遊技産業健全化推進機構の立入検査に対する拒否事案は断じて許されるものではないと述べた。
 釘問題については、釘の劣化によるメンテナンスというよりも、意図的に遊技性能を改造して過度に偶然性に頼った遊技を創出するためであり、風営適正化法の趣旨を没却するもっとも悪質な行為であると、注意を促した。
 また、賞品に関する問題として、賞品買い取り事件の増加について反省を求め、賞品取り揃えの充実と、等価交換規制に基づかない賞品交換を行わないことを求めた。(日刊遊技情報)