◇パチスロ保通協試験の規格変更に 〜現行AT・ARTタイプ新機種の登場見込めず

パチスロ保通協試験の規格変更について、警察庁から保通協へ指示がなされた。その内容について8月29日、日電協において会合がもたれ、パチスロメーカー間での情報共有が図られたようである。
 変更内容は、ウェブニュースの速報にも出ている通り、AT・ART中の押し順ナビを認めず順押しのみとするというもの。これにより、現行のAT・ARTタイプでは軒並み出玉率が下限をクリアできなくなり、不適合となってしまう。この新規格は9月16日以降に実施する型式試験より適用される。
 パチスロメーカー関係者への取材によれば、8月29日より早い時点でこの情報を入手していた各メーカーは、9月16日以前、すなわち今週中と来週中の型式試験の予約枠を確保しようと、保通協に殺到したらしい。
 今回の型式試験の規格変更が、いずれのメーカーや業界団体にも事前の相談なく、警察庁により突然、一方的に決定されたのであれば、保通協試験を通過するのはしばらくの間、ノーマルタイプのみとなる。現在稼働中のAT・ARTタイプの認定期間が切れるのが早いか、高い射倖性を実現させる新しい技術が開発されるのが早いか。次の新技術を搭載した機種が「6号機」と呼ばれることになるのかもしれない。
 いま発売が予定されている機種の次は、しばらくない――。そうなると、ホールとメーカーはどう動くか。まずホールは、新台と中古機を1台でも多く確保しようとする。現にいくつかの機種の中古機価格がV字を描いて高騰し始めた。「押忍!サラリーマン番長」などは、稼働前から中古機価格の高値を約束されることになった。メーカーは、発売未定だった型式試験通過済みのストックをすべて出し切るだろう。出せば売れる状況となった。
 通常時の早い吸い込みと、それにより可能になった宝くじ的な瞬発力を追求した結果、ファンのヘビーユーザー化と減少を招いた。この状況に危機感を覚え、看過できなくった警察庁がついに動いた。(日刊遊技情報)








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