「金盗み、逃走に足手まとい」…妻絞殺容疑の男

徳島県阿南市のアパートで無職田中昭子さん(68)が殺害された事件で、県警は24日、指名手配していた、夫で元パチンコ店従業員田中喜八容疑者(62)を殺人容疑で逮捕した。

 喜八容疑者は犯行前に勤務先から現金を盗んだ疑いが持たれており、調べに対し、「多額の現金を盗んで、逃走するのに病弱な妻が足手まといになると思った」などと供述、容疑を認めているという。

 発表によると、喜八容疑者は7月27日頃、自宅で昭子さんの首に電気あんかのコードを巻き付けて絞殺した疑い。

 県警は今月上旬、同容疑者に似た人物が7月27日午後9時頃にJR新大阪駅の東口を出る姿を防犯カメラの映像で確認し、周辺の宿泊施設などへ聞き込み捜査を開始。23日に、大阪市東淀川区のビジネスホテルに滞在していたことをつかみ、その後、同区で24日の宿泊予定のホテルが判明。午後3時30分頃、近くのパチンコ店にいるところを発見した。

 逮捕時、勤務先だったパチンコ店から盗んだ疑いのある現金870万円は大半が残ったままだった。

 昭子さんは、数か月前から体調を崩し、病院にも通っていたといい、県警は引き続き、動機の解明に努める。