たばこ税脱税 全国初の起訴

3年前、たばこ税が増税された際、東京のパチンコの景品卸会社がたばこの在庫を少なく見せかけ、在庫品にもかかる税金およそ1億8900万円を脱税したとして、東京地検特捜部はこの会社の社長をたばこ税法違反などの罪で在宅起訴しました。

在宅起訴されたのは東京・目黒区のパチンコの景品卸会社「昭和商事」の社長、武田智也被告(47)です。
たばこ税は平成22年10月に1本当たり3.5円増税されましたが、それより前に仕入れた在庫のたばこに対しても増税分の納税が義務づけられていました。
武田社長は増税されたとき、実際にはおよそ5700万本の在庫を抱えていたのに300万本とうその申告をし、増税分のたばこ税およそ1億8900万円を免れたとして、たばこ税法違反などの罪に問われています。
特捜部の調べによりますと、武田社長は納品書を偽造して増税される前に在庫を販売したように装っていたとみられ、脱税で得た資金のうちおよそ1億3000万円は関連会社の運転資金に充てていたということです。
たばこ税を巡る脱税で業者が起訴されたのは全国で初めてです。