宮崎カジノ構想浮上のセガサミーが公募社債

地元経済界による研究会発足で、カジノ誘致構想が急浮上している「フェニックス・シーガイア・リゾート(以下シーガイア、宮崎県宮崎市)」。そのシーガイアを運営するセガサミーホールディングスが、初の公募による社債で資金調達を行った。

セガサミーが昨年2月に買収を発表したシーガイアは、ホテル、ゴルフ、温泉などを中心とした総合リゾート施設。セガサミーの里見治会長兼社長は、昨年4月に現地で開いた記者会見の場で、「法制化されればカジノも検討していきたい」と、シーガイアをカジノも含むインテグレーテッドリゾート(IR=統合型リゾート)に展開していく構想を明らかにしていた。

セガサミーが今回行った公募による社債での資金調達は、このシーガイアのIR構想をも念頭に置いたものとみられる。

借入金返済目的だが、資金調達多様化の狙いも

今回、セガサミーが実施した社債による資金調達の内容は、7月19日に申し込み締め切り、7月25日払い込みで、第1回および第2回無担保社債を発行するというもの。調達資金は各50億円で合計100億円。調達資金は全額借入金返済に充当する。

セガサミーはこれまでも無担保社債を発行してきており、グループ傘下のサミー、セガ、セガトイズもそれぞれ無担保社債を発行してきているが、いずれも私募発行だった。しかし、今回の無担保社債は一般募集、いわゆる「公募」というのがこれまでと違うところだ。

公募発行にしたのは、資金調達の多様化を図るというのが狙い。これにより長期借入金を返済して有利子負債を圧縮し、金利負担の軽減も図ろうという狙いがある。