オーイズミ 厚木にメガソーラー

遊技機およびパチンコホール周辺機器メーカーであり、飲食事業なども手掛けるオーイズミ(神奈川県厚木市)がこのほど、太陽光発電事業に着手した。

 同社の100%子会社である神奈川電力は13日、地元自治体と連携して神奈川県厚木市に建設していた大規模太陽光発電所「県央厚木第一発電所」の開所式を開催。

 県と市が連携して誘致した太陽光発電事業者の施設が完成したのは神奈川県で初めて。厚木市上古沢の岩石採取事業所跡地に建設された施設は、敷地面積5.6ヘクタールの広大な土地に太陽光モジュール約8000枚を設置。契約期間は20年間。最大出力は1960キロワットで、年間の発電量は一般世帯の約530世帯分に相当する190万キロワット時を見込んでいる。なお、7月1日より発電を開始。初年度の売り上げは約8000万円を想定しているという。

 開所式であいさつに立った神奈川電力およびオーイズミ代表取締役社長の大泉政治氏は、地元関係者ならびに県・市の自治体関係者など、多くの理解と協力のもと、スムーズに発電所が完成できたことに謝意を表明。

 「計画は今から2年ほど前にスタートしていたが、当初は土地の造成費用や開発の条件、収益性の面など不透明な部分も多かった。しかし地元地域への貢献や電力の安定供給、CSR(企業の社会的責任)の観点から、当社で取り組むことを決定した」と発電所の開設に至った経緯を説明した。

 さらに、隣接する土地で今回と同規模の発電施設を第2期として今期中(来春)に建設する計画にあり、今回の第1期分と合わせて最大出力は約4000キロワットになる。

 25日には神奈川電力と厚木市による共同発表が行われ、大泉社長は、地域社会に貢献する意義を強調しつつ、今後も事業に適した場所があれば積極的に発電事業を展開していく意向を示した。

 ちなみにプレスリリースによると、今回の事業は、厚木市が「あつぎ元気地域エネルギー構想」を推進するため、県と土地所有者が連携しメガソーラーの誘致を図ってきた背景で、19の土地所有者による「岩石採取事業跡地」(民有地)のメガソーラー事業計画のプレゼンテーションを経て、オーイズミが発電事業者に決定。当該地は神奈川県が基礎調査を実施し、県内市町とともにメガソーラーの誘致を図ってきた12カ所の土地の一つであり、その誘致「第1号」になるという。