ダイコク電機 Research Memo(1):ビッグデータ分析はお家芸10年後の利益は2倍が目標

*18:30JST ダイコク電機 Research Memo(1):ビッグデータ分析はお家芸10年後の利益は2倍が目標

ダイコク電機<6430>ではパチンコ・パチスロホール向けのコンピューターシステムの製造・販売を行う(1)情報システム事業、パチンコメーカー向けの電子部品の製造・販売を行う(2)制御システム事業が収益の源泉。同社のホールコンピュータは、国内で40%のトップシェアを持つ。そのトップシェアを活用した会員制情報提供サービス「DK-SIS」は業界内外に対するシンクタンクとして機能しており、事実上の業界デファクトスタンダードになっているなど、足元の経営基盤は磐石である。

2013年3月期は売上高、利益ともに上場来の最高値を更新した。2014年3月期の業績予想は、売上高で前期実績比13.4%減、営業利益で同43.0%減が見込まれている。経営環境面での追い風を期待せず、通常の環境下での収益予想としているが、新規に投入する複数機種のパチスロ台のうち、どれかひとつでもヒット商品が出た場合、収益が大きく上振れする可能性がある。情報システム事業においても、CRユニットの契約数が増加する可能性があり、その場合、ホールコンピュータを含めたシステム一括販売が見込めるため1,000-2,000百万円の営業利益の拡大要因になり得る。年間配当は、40円を予定。しかし、同社の場合、40円を安定配当(最低ライン)としており、収益に応じて増額される可能性は十分にある。

「既存事業のシェア拡大」「すそ野を広げる新規事業の育成」「大ヒット商品の企画製造」の3点を柱とする中長期計画では、10年後に連結売上高100,000百万円、経常利益10,000百万円をひとつの目安としている。これは、足元の同社の平均的な事業実績の約2倍にあたる。新規事業ではパチスロ遊技機の投入などで実現しつつあり、将来的には同社のお家芸であるビッグデータの収集・分析ノウハウに更なる磨きをかける。サービス領域の拡大を図り、アミューズメント業界全体に提供できるサービスに育成していく方針だ。

株価はPBRで1倍を下回り、配当利回り4.9%(実績値)と高水準である。これまでの努力が業績の飛躍という形で結実しつつある状況下、それへの認知次第で水準訂正の余地を残す格好となっている。