強盗被害装い虚偽通報=会社の金、使い込み隠す目的で−男送検・警視庁

会社の金をパチスロなどに使い込んだことを隠すために強盗被害をでっち上げたとして、警視庁立川署が軽犯罪法違反(虚偽申告)容疑で、東京都立川市に住む40代の男性会社員を書類送検したことが12日、捜査関係者への取材で分かった。
 「返す金もなく『強盗に遭った』と言えば、ばれないと思った」と、容疑を認めているという。
 送検容疑は6月28日朝、同市内で男3人にナイフで腕を切られるなどして、現金約30万円入りの封筒や財布を奪われたとするうその通報をした疑い。
 同署によると、会社員は客から集金した約30万円を前日までにパチスロなどの遊興費につぎ込んで失い、弁済する金もなかったため、出勤途中に自分で左腕を約3センチ切るなどして強盗被害を装った上で110番したという。
 会社員は「20代の男3人が金を奪って逃げた」と説明したが、逃走方向にずっと立っていた学童誘導員の男性が「そんな男は来ていない」と証言。ほかにも曖昧な説明が多く、同署が詳しく事情を聴いたところ、虚偽通報を認めた。