参院選、もう1つの判断材料

参院選、もう1つの判断材料

カジノ合法化に向かうアベノミクス

今年7月、参議院選挙が実施されます。あまり報道されていませんが、この選挙は我が国のカジノ合法化の成否に、決定的な意味を持つことになります。日本の「夜の経済成長戦略」をマジメに考える本コラムにとっても、最大かつ欠くべからざる論点です。カジノに肯定的な方も否定的な方も投票前にその論点を整理するため、是非ご一読いただければ幸いです。

 参院選の前哨戦とも言える、6月23日に実施された東京都議会選挙では、政権与党である自民党と公明党が圧勝しました。もしも参院選でも同様の結果となり、国会のねじれ現象が解消されれば、カジノ合法化がいよいよ国政の場で本格的に議論されることになるでしょう。

 カジノ合法化は、経済効果と合わせて、青少年の教育への影響などの社会的懸念について考えなければなりません。老若男女からの投票によって選ばれる政治家にとって、極めて繊細な側面を持つ論点です。約10年に渡ってカジノ合法化を目指す超党派議連によってカジノ合法化の検討が行われ、法案の叩き台もまとめられてきたにもかかわらず、これまで結局法案が正式提出に至らなかった。そこには、政局やねじれ国会の中では、どうしてもカジノ合法化を正面から議論しにくいという事情がありました。そのボトルネックが解消に向かう可能性が高まって来ました。