生活保護不正受給容疑「ギャンブルやめられず」

生活保護で約600万円分を不正受給したとして、山形署に詐欺容疑で逮捕された山形市小白川町、無職沼沢育恵容疑者(38)が、「パチンコなどのギャンブルがやめられず、お金を使っていた」と話していることが26日、関係者の話で分かった。同署は、沼沢容疑者が生活費を工面するためでなく、個人的に浪費していた可能性があるとみて調べている。

 関係者によると、沼沢容疑者は2010年9月、同市に生活保護を申請した際、夫を含めた世帯の収入はないとしていたが、実際は親族や知人からの資金援助などが月約40万円あった。市は当時、この事実を知らされておらず、最大で月約31万円の生活保護費を支給していたという。

 その後も資金援助を受け続け、その額は12年7月までの約2年間で計約562万円に上った。沼沢容疑者は月平均で約24万円の収入を得ていたことになる。この間、家族が増えて計7人になり、最大で約36万円の生活保護費を受給する月もあった。

 市は、約562万円が不正受給額に相当するとして、沼沢容疑者の世帯に返還を求めており、一部は返金されているという。