進む八景の区画整理

横浜市は2016年度の事業完了を目指し金沢八景駅東口の土地区画整理事業を進めている。6月1日には仮バスターミナルを移設。一方、地元商店街も生き残りをかけ、新しい街づくりへの意欲を見せている。

 区画整理の対象となる地区は、金沢八景駅前周辺の約2・4ha。北側から工事が進められており、1街区はパチンコ店や仮店舗の建設が進む。パチンコ店舗内には地域住民が利用できる約900台の駐輪場(地階)と約260台の駐車場(2階以上)が作られ、8月1日の利用開始を予定。また、延べ床面積約822平方メートルの2階建て仮店舗棟は、11月から順次オープンしていく。

 2街区は1街区への駐輪場の移設が終了次第、造成工事を開始。そのほかの区域も順次、建物移転や基盤整備を進めていくという。またシーサイドラインの接続工事については今年度中に着手したい考えだ。

地元商店街「逆にチャンス」

 地元も商店街の金沢八景共栄会(鈴木康仁会長)を中心に、新しい街づくりへの検討を進めている。同会は金沢八景まちづくり協議会(海野悦男会長)と協力し月1回、より良い商業環境を作ることを目的とした勉強会「まち元気研究会」を実施。市担当者を交え、街の将来像や今後の事業展開についてなど活発な意見交換を行っている。「厳しい状況は続くが、逆にチャンスでもある」と話すのは鈴木会長。「目先のことだけ考えるのではなく、街の将来のために共栄会だからこそできる駐車場管理や金沢ブランドのショップ運営などの事業を展開していきたい」と言い、そのためには法人格の取得が必要だと説く。また海野会長は、「仮店舗に移転し商売が成り立つかなど不安はあるが、これからが正念場。共栄会と力を合わせていい街を作っていきたい」と意欲を見せた。