日遊協、新会長にピーアークの庄司孝輝氏

 〜「どのように体質を変えていくかが重要」


日本遊技関連事業協会(日遊協)は13日、東京都新宿区西新宿のハイアットリージェンシー東京において、第24回通常総会を開催した。かねてより辞意を表明していた深谷友尋(前)会長に代わってピーアークホールディングス取締役副社長の庄司孝輝氏が新会長に選出された。また、第3回パチンコ・パチスロエッセー・絵手紙コンクールの表彰式や警察庁生活安全局保安課の古谷洋一課長による行政講話などが行われた。

 総会の冒頭、登壇した深谷(前)会長は6期12年間の在任期間を振り返り、「日遊協の主旨である健全化、近代化、適正化のもと、明日を目指せる産業となるよう努力をしてきた。管理者の能力を高める店長教育講座、第三者管理の貯玉補償基金制度、登録販社・取扱主任者制度、遊技機リサイクル委員会、不正対策のPSIO、遊技産業健全化推進機構、ホール5団体会議などを立ち上げた」と述べ、協力への謝意を伝えたうえで、「これからはニューリーダーのもと、遊技産業の新しいブランドデザインを描いてもらいたい」と退任の意向を示した。

 議案審議では、2012年度事業・決算報告、2013年度事業計画・収支予算案、一般社団法人移行に伴う定款等の改正、役員選任に関する件が審議され、すべての議案が可決、承認された。役員選任により会長に選出された庄司氏は、「今はこの産業がどのように体質を変えていくかが重要。一番の問題であるファンの減少は、この10年で業界が変わりきれなかった結果だ。お客様を中心に物事を考えられなかったことが大きな要因。ホールがオペレーターとしての役割をしっかりと果たしてこなかったということであり、またメーカーもお客様から求められる商品を提供できなかったということによるもの。今後は活性化プロジェクトを中心に、他団体を含め協議を行っていく。大衆娯楽として再び蘇る産業にしていきたい」と、会長就任にあたり決意を表明した。

 議事終了後の臨時理事会で役員の互選が行われ、副会長にニラクの谷口久徳氏とSANKYOの筒井公久氏を選出、また深谷前会長は相談役に就任した。なお、総会前に行われていた東京・関東支部の総会では、これまでの庄司支部長に代わって日拓ホールディングス代表取締役社長の西村拓郎氏が新支部長に就任している。

 議事終了後の「第3回パチンコ・パチスロ エッセー・絵手紙コンクール」の入賞者表彰式では、エッセーの部で最優秀賞を受賞した秋山瑞葉さんと絵手紙の部で最優秀賞を受賞した大串勇二さんに盾と賞品が贈られた。

 警察庁の古谷課長による行政講話では、業界の健全化に必要なこととして、過度な射幸性を追求することのない営業、広告宣伝の健全化、のめり込み問題、不正改造と賞品買取事犯の根絶、適正な賞品の取り揃え、 遊技機の適正な管理、消費税率の変更といった諸問題への対応を要望。ホール関係5団体風営法検討会から要望のあがっていた遊技機の変更手続き運用の見直しについては、夏を目途に回答を示すと述べた。