福岡市・狂気の保育行政、保護者が中央保育園移転中止を要望

パチンコ店とラブホテル街に近接し、一方通行で交通量が多く歩道もない道路に囲まれた敷地に、定員300名以上の保育園を新設する。もはや狂気の沙汰としか思えない保育行政に子どものことを考える保護者たちの怒りが大きくなっている。13日、福岡市立中央保育園の保護者たちは、福岡市に対して同保育園の移転中止を求める要望書を提出した。

 老朽化による市立中央児童会館の建て替えにともない、同施設の1階にある中央保育園は移転・新設される。その移転先の候補地は、現在の場所からほど近い、福岡市中央区今泉1丁目の一角。今年4月、福岡市はこの土地を、市内に本社をおく不動産業者・(株)福住から約9億円で取得した。付近は、ラブホテル街としても有名で、最近では新たにパチンコ店もオープン。居酒屋などの飲食店も軒を連ねる、大人の歓楽街としての色合いが強い地域である。保育園を新たに作るうえで適した場所かどうか、付近の様子を見れば、誰しもが不適切であると考えるだろう。

 高島宗一郎福岡市長あてに出された要望書は、2方向に避難路が確保できないとして、安全性の面からも同地への移転中止を訴えている。夜間には、バイクに乗って歩行中の女性をねらうひったくりが発生しているような地域でもある。
 要望書の申し立て後、マスコミの取材に対して、保護者代表は、「私たちは新しい保育園の建設や待機児童の解消に反対しているわけではありません。移転そのものにも賛成です。ただし、現在の移転候補地は適切ではない」と説明。移転を中止させるため、住民訴訟を視野に入れ、賛同する市民へ寄付を呼びかけていくという。