カジノ事業で不適切会計処理 約25億円損失計上

東京の大手遊技機メーカーが、フィリピンで計画しているカジノ事業を巡って、現地のコンサルティング会社に多額の資金を送り、不適切な会計処理をしていたとして、およそ25億円の損失を計上しました。

損失を計上したのは、ジャスダックに上場する東京の大手遊技機メーカー「ユニバーサルエンターテインメント」です。
この会社はフィリピンでカジノ事業を計画していますが、事業を円滑に進めるためとして、3年前、現地のコンサルティング会社に契約料などの名目で合わせて4000万ドルを送金していました。
この送金を巡っては、カジノ事業を担当した元社員らと会社側が裁判で争っていて、会社が作った第三者委員会の調査で、このうち1000万ドルは会社に還流され、別の事業で出た損失の穴埋めに使われた疑いが強まったということです。
さらに、用地取得のための費用とされた2500万ドルが必要なかった可能性が出てきたということです。
このため会社は、不適切な会計処理をしていたなどとして、20日に発表したことし3月期の決算で、引当金などとしておよそ25億円の特別損失を計上しました。
ユニバーサルエンターテインメントは「第三者委員会の調査で事実が明らかになることを望みます」と話しています。