ニューギンのパチスロ機回収騒ぎに一般客から不審の目

パチンコ・パチスロメーカー、ニューギンのパチスロ機「信長の野望 天下創世」で、不具合による機械の回収が話題になっている。


報道によると、同機の一部で、大当たりにもかかわらず、それに沿った展開に進まない不具合が発生している。同社は11日、設置した店に対して文書で稼働停止と撤去・回収の連絡をしているという。同時に交換費用の負担や、1台につき1日7,000円の営業補償をするとしている。ただしこれまでの経過、メーカー、店の対応などに、ネット上では不満の声があがっている。

 パチスロ機「信長の野望 天下創世」は、コーエーテクモの人気ゲーム「信長の野望」シリーズをモチーフにしたもので、先行店では4月1日に、一般店では4月15日に導入を開始した。ネット上のブログや掲示板では、4月20日頃には不具合の書き込みが目立ち始め、中には直接メーカーと電話でやり取りをしたものの、何の対処もなされなかったとの報告もあった。



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 今回の不具合は、客側の不利になることから、良心的な店では早めにプレイできないようにした一方で、不具合が分かっても何の措置も取らなかった店もある。また逆に大当たりが過剰に発生しているとの書き込みもあり、ネットでは店側に不都合なバグが確認されたため、ようやく撤去・回収の連絡をだしたのではないか、との推測もある。

 問題点は複数あるが、まず「稼働停止・回収の連絡が遅い」がある。原因は不明でも、不具合の明らかになった4月20日前後には、メディアを使うなり、ホームページを使うなりして、何らかの発表ができただろう。

 また「直接一般客に不具合の発表をしていない」のは大きな問題だ。家電メーカーや自動車メーカーであれば、極力早く発表を行うのではないだろうか。それと共に「一般客に対する補償がない」も挙げられるが、法的な問題や個人確認もあるため、補償の実施は困難だろう。

 そして「関連団体(保安通信協会・公安委員会など)の責任が不明確」もある。これまでにも不具合の生じたパチンコ機やパチスロ機があったものの、関連団体が処分を受けたことはほとんどない。また行政にも責任の所在を追求する姿勢が見られない。

 パチンコ・パチスロ業界に対しては、以前から不明瞭な業界構造や資金問題が指摘されている。レジャー白書によれば、パチンコ・パチスロ業界の市場規模は縮小する傾向が大きい。一般客を顧みないのでは、それも仕方がなさそうだ。

 ■「ニューギン」ホームページ
http://www.newgin.co.jp/

■パチスロ「信長の野望 天下創世」ホームページ
http://www.newgin.co.jp/pub/machine/nobunaga/index.html