フィールズ、2013年度決算短信を発表

 〜パチンコ・パチスロ分野の流通業からIP(知的財産)を基軸とした企業への転換すすめる

フィールズは7日、2013年3月期決算短信[日本基準](連結)を発表した。連結経営成績は、「バイオハザード5」などパチスロの販売が好調に推移したことから、売上、利益ともに前年度を上まわった。

 経営成績は、売上高1081億4100万円(対前期増減率プラス17.3%)、営業利益103億1400万円(同プラス21.0%)、経常利益102億6800万円(同プラス18.6%)、当期純利益47億2000万円(同マイナス21.2%)。当期純利益の減少は、一部子会社などで特別損失が発生したため。

 パチンコ・パチスロの事業展開では、京楽の新ブランドであるオッケーの総発売元としてパチンコの販売を開始した。販売台数は、これまでの主力タイトルである「ヱヴァンゲリヲン」シリーズの発売が2012年1月以来なかったため約10万台となり、対前年同期比で約13万3000台減少した。一方パチスロの販売台数は22万8000台となって、対前年同期比で4万9000台増加した。

 フィールズは同期の2012年5月、「成長するビジネスモデル」として、これまでのパチンコ・パチスロ分野の流通企業から、キャラクターをはじめとしたIP(知的財産)の価値最大化を主軸とする事業を展開する企業へと転換することを発表している。具体的には、@キャラクター(コンテンツ)を、コミックスにおいて取得・創出、Aアニメーションにおいて付加価値を高め、B映画/テレビにおいてファン層を拡大、Cパチンコ・パチスロを含む多様なメディアやプラットフォームへ多面的に最適化し活用するマーチャンダイジングによって収益化を図り、シリーズ化により@コミックスへと循環するシームレスな循環型ビジネスモデルを構築。「月刊ヒーローズ」の創刊号より連載されているコミック「ULTRAMAN」の単行本化など、実際に展開をはじめている。

 次期2014年3月期の見通しとして、IPの価値最大化とマーチャンダイジングによる収益化を図っていくとして、売上高1200億円(対前期増減率プラス11.0%)、営業利益125億円(同プラス21.2%)、経常利益125億円(同21.7%)、当期純利益63億円(同プラス33.4%)を見込む。

 同社の決算短信では前年度まで、PS・フィールド」、「モバイル・フィールド」、「スポーツエンタテインメント・フィールド」、「その他・フィールド」の4つをセグメント情報として開示していたが、当期からIPを基軸とする単一セグメントに変更されている。

 取締役および監査役は、全員の再任を予定。6月19日開催予定の第25回定時株主総会において選任される。