パチンコ店上層階の空室を国際的な芸術拠点に活用


松戸駅前に芸術家向けのアーティスト・イン・レジデンスが誕生。パチンコ店の上層階に眠る遊休フロアを利用する全国初の試み。松戸宿の歴史を踏まえ”一宿一芸”をコンセプトに運営する。一芸の提供と引き換えの無償短期滞在と、資金支援して海外芸術家を招聘する長期滞在のプログラム、2事業を実施する




千葉・松戸駅前にて、周辺地域のまちづくり事業に取り組む「松戸まちづくり会議(代表幹事:稲葉八朗/松戸本町自治会会長、以下「松会」)」は松戸駅西口から徒歩2分にあるパチンコスロット店「楽園」の上層階に位置する空室を利活用し、国際的なアーティスト・イン・レジデンス(滞在型の芸術家向け作品制作施設)の運営をはじめます。低層階の店舗名を活かし「パラダイスAIR(AIR=アーティスト・イン・レジデンスの略)」と命名し、2013年6月からのスタート予定です。

本レジデンスは、ビルオーナーである浜友観光株式会社(代表取締役社長:大石恵司/静岡県浜松市/パチンコ店「楽園」経営)の協力のもと、株式会社まちづクリエイティブ(代表取締役:寺井元一/千葉県松戸市)がフロア単位でのサブリースを行い運営管理を担当し、当該フロアの2部屋を地域活性のため松会に提供することで実現しました。地域団体と民間企業の創意工夫により、自治体補助がなくとも持続可能な芸術家支援施設になることを目指して活動します。

本レジデンスが企画する事業プログラムは、数日間の短期滞在を受け入れる「ショートステイ」と、2ヶ月間程度の長期滞在型を想定する「ロングステイ」の2つ。宿場町である松戸宿の歴史伝統を踏まえ「一宿一芸」なる運営コンセプトを定めており、ショートステイでは数日間無償で滞在できる代わりに、滞在中に松戸駅前エリアにてパフォーマンスや作品上映会などの「芸」で滞在アーティストから地域に返報いただきます。地方と都内を行き来しながら活動する、日本国内の若手アーティスト・文化芸術関係者の利用を主に見込んでおります。

またロングステイは、海外のアーティストを招聘または公募して日本に招待。約2ヶ月間、松戸で生活をしながら作品制作していただきます。この物件は元ラブホテル跡地であり、防音性に優れている点などを最大限に活かした施設となります。パチンコもラブホテルも、いずれも日本独自の文化であり、海外の芸術家などからの興味関心が高いことでも知られています。ついては小規模ながらも海外から注目されることが期待されます。このような特性を踏まえた作品が制作できる映像・音楽などのアーティストを主な対象とします。松戸における国際的な文化交流の拠点となることを目指します。

■パラダイスAIR 運営概要
名称 パラダイスAIR (ぱらだいすえあー)
住所 千葉県松戸市本町15-4 (JR/新京成 松戸駅西口 徒歩3分)
規模 2室(平均39平米)
時期 2013年6月30日〜
運営 松戸まちづくり会議
ディレクション 中島佑太、森純平
コーディネート 庄子渉
企画 株式会社まちづクリエイティブ
協力 浜友観光株式会社