朝鮮総連本部 「護摩行」寺が45億円で落札

在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売の開札が26日、東京地裁であり、鹿児島市の宗教法人最福寺が45億1900万円で落札した。入札には4者が参加した。

 最福寺の池口恵観法主は仏教交流を通じて北朝鮮と関わりを深め、過去に度々訪朝。北朝鮮政府高官と交流があり、北朝鮮から勲章を授与されている。

 神奈川県内で報道陣の取材に応じた池口氏は、以前訪朝した際、最高人民会議幹部から「総連の建物は私たちの大使館。なくなれば日本と敵対関係になるので骨を折ってほしい」と要請を受けたと説明。「総連からの入札要請はなかった」とした上で、総連への土地・建物の貸与は「依頼があれば検討する。借りていただけるのであれば助かる」と述べた。

 総連関係者は「とりあえず、本部機能は維持されるだろう。一安心している」と話した。

 入札の下限価格は約21億3400万円、売却基準価格は約26億6800万円だった。代金を全額納付した段階で所有権が移る。対象の土地は約2390平方メートル、建物は地上10階、地下2階で1986年に建てられた。

 最福寺は元プロ野球選手の清原和博氏や金本知憲氏らが「護摩行」を行っていたことでも有名。最福寺関係者によると、池口氏は安倍晋三首相とも親交があるほか、総連の許宗萬議長とのパイプもあるという。