日電協・回胴遊商、パチスロによる脳活動の実証調査説明会を開催 〜篠原教授「パチスロによる脳の活性化、認められる」

日本電動式遊技機工業協同組合(日電協)と回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)は15日、東京都台東区東上野にある日電協の会議室において、パチンコ業界紙(誌)関係者を対象に、脳神経科学と応用健康科学を専攻分野とする諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授に日電協と回胴遊商が依頼しているパチスロによる脳活動の実証調査についての説明会を開催した。この調査では、篠原教授らの研究チームは、50歳以上の中高年層を対象に、パチスロが脳の活性化にもたらす影響を科学的に実証する実験を2月中旬より実施。報告会では、篠原教授が解説を行った。

 調査は、中高年の脳の活性化を調べる「ステップ1」と、中高年に一定期間、目押しをステップアップ方式でトレーニングし、その前後で脳機能の向上が認められるかを調べる「ステップ2」の2段階に分けて実施している。報告会では、長野県茅野市の諏訪東京理科大学および東京都台東区東上野にある平和の社内において実施されている実証実験の実験内容と調査結果の途中報告を行った。調査結果は5月中旬頃にまとめられる予定。

 約6日間の実証実験を終えている「ステップ1」では、@日電協が制作した「目押し機」、Aショールームに設置する目的の「高確率機」、B実際のパチンコホールに設置される「実機」の3種類のパチスロを使用。実験前には、「目押し機」がもっとも脳の活性化に有効なのではないか」という仮説が立てられていたが、もっとも脳が活性化したのは「実機」であったという。また、パチスロ非経験者とパチスロ経験者では、経験者の方がより高い効果が認められた。「目押しが得意な人ほどIQ得点が高い」という結果も得られており、次の「ステップ2」では、「目押し」のトレーニング効果についてのさらなる検証が行われている。

 篠原教授は業界紙(誌)関係者に対し、「“遊び”が大切であるということを業界内外に広めてほしい。介護業界でも認知機能が落ちている人に対し“遊び”を混ぜたトレーニングを行っています。今後の超高齢化社会では、“遊び”が重要なテーマとなるでしょう」と述べ、パチスロ遊技における“遊び”の要素の重要性を強調した。