「保安電子通信技術セミナー・展示会」開催 〜NECやオラクルの「顔認証」システムなどを紹介

保安通信協会(保通協)は6日、「保安電子通信技術セミナー・展示会」を、東京都千代田区丸の内の東京国際フォーラムにおいて開催した。展示会への出展企業は、災害・事件・事故対策・犯罪捜査など、主に後援として名を連ねる警察庁、総務省消防庁、海上保安庁といった治安や生活の安全を維持する業務にまつわる最新技術を展示した。

 このセミナー・展示会は、保通協の保安通信部が電子通信・情報技術の底上げを目的に開いており、今回で4回目。保通協関係者の話によれば、来場者の半数は警察などの官公庁から、残りの半数は民間企業からの参加者とのこと。

 展示会は、@画像解析ソリューション、A映像伝送サービス、Bデジタル・フォレンジック(コンピュータに関する犯罪捜査において、データを収集、分析して法的な証拠性を明らからにする手段や技術)、Cセキュリティ・認証基盤、D捜査ソリューション、E災害対策・ロボット・センサーの、6つのジャンルに分けられていた。セミナーでは、出展企業が自社製品やシステムの紹介などを行った。

 画像解析ソリューションのコーナーでは、NECが顔照合ソフトウェア開発キット「NeoFace」を展示した。システムに特定の顔写真情報を登録しておけば、カメラに写った顔情報のなかから識別するというもの。横向きの顔画像での識別は難しいが、顔の一部が隠れていても照合することは可能だという。このシステムは、入国管理局や、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで採用されている入場ゲートシステム「顔パス」に導入されている。

 また、日本オラクル社の顧客層分析ツールでは、顔認証による「年齢・性別層自動推定システム」をベースに、「ツイッター」などソーシャルネットワーク上の書き込みワードとも連動させた顧客層の分析が可能となる。このシステムはすでに、一部のショッピングセンターやパチンコホールがすでに導入している。