病的ギャンブルの患者支援 厚労省検討会が初会合

ギャンブルに病的にのめり込んだり、アルコールや薬物を乱用したりする依存症患者が適切な治療を受け、回復に向かうよう支援策を議論する厚生労働省の検討会が29日、初会合を開いた。依存症の元患者や、患者の家族もメンバーとして参加しており「当事者はどこに相談していいか分からないのが現状」などの意見が出た。

 政府が8月にまとめた新たな自殺総合対策大綱で、病的ギャンブルは他の依存症とともに重点対策の対象として盛り込まれた。厚労省が、病的ギャンブル対策に本格的に乗り出すのは初めて。

 厚労省によると、病的ギャンブルは社会的に十分認知されておらず、専門的な治療ができる医療機関も少ない。どれぐらい患者がいるかもはっきりしないが、海外では自殺との関連を指摘するデータもあるという。

 検討会は、依存症患者や家族が気軽に相談できる場所の整備や、治療・回復支援プログラムの研究、医療機関や行政、自助グループの連携強化などについて議論し、来年3月にも報告書を取りまとめる予定。