パチスロに慶次見参 5日デビュー

パチンコの雄が、今度はパチスロの戦場を駆け抜ける。ニューギンのパチスロ新機種「戦国パチスロ 花の慶次〜天に愛されし漢(おとこ)」が5日、全国のホールでデビューした。同機種は、ニューギンの看板ともいえる花の慶次シリーズ初のパチスロ機。なかなか再現が難しいとされるパチンコ人気機種のパチスロ化に、見事に成功したと前評判も高かった。今回、パチスロ攻略マガジン(双葉社)を中心に活躍するパチスロライター・レビン氏が、デビュー直前にショールームで試打実戦。パチスロ界でも傾(かぶ)く予感たっぷりの機種について解説してもらった。



 パチスロになっても慶次は慶次。数々の機種を打ち倒してきたレビン氏にとって、もっとも心に刺さったのはそこだった。「忠実にパチンコがパチスロとして再現されているというのが率直な意見ですね」。過去、他メーカー含め幾多のパチンコ機がパチスロ化されたが、決していい結果ばかりが生まれてきたわけではない。「この機種はよいしょでもなく、今までの中で一番パチンコのユーザーが打ってみたくなる台」と、さらに強調した。ファンが一番心配するのは慶次が“らしさ”を失うこと。だが、その不安は一掃された。

 では、なぜパチスロに姿を変えても慶次らしくいられたのか。パチンコと同じサイズの液晶を搭載してまで再現した演出とゲームフローが、それを支えている。「本当にわかりやすい機種。液晶だけ見ていれば、すべてがわかる。パチンコで言えばARTは大当たりで、戦モードが確変。殿モードが時短という感じ。パチンコと同じ感覚でいられる点では、びっくりした」と説明した。ART「修羅の刻」ではおなじみの楽曲とともに出玉が増え、戦モードで勝利すればARTに復帰。殿モードで最後のチャンスにかける。これは、パチンコのドキドキ、ハラハラする感覚が再現されていることを意味している。

瞬発力のあるMAXタイプで人気を博した慶次だが、出玉感もしっかり受け継いでいる。「通常のARTは、純増1.7枚と最近ではおとなしい部類。そこを天武の極と桜花乱舞、その2つの上乗せゾーンで、(出玉の)荒いところを再現しているんだと思います」。天武の極は、75%ループで毎ゲーム3ケタゲームの上乗せが発生。桜花乱舞は0ゲーム連で上乗せが発生し80%ループ、さらにビッグボーナスまでセットの大チャンスだ。やはり天下の傾奇者が、小さくまとまるはずもなかった。

 主人公同様、強さとともに優しさも兼ね備えた1台だ。ホールにはART特化型の機種が並ぶが、同機種はボーナスとの併用型。ゲーム数管理型ARTで、朝からいきなり何百ゲームもハマる機種もある中、毎ゲーム抽選を受けられるボーナス搭載機は、ユーザーにも安心感がある。「ボーナスでも出玉が得られる分、その出玉で多少遊べる面もありますし。何より、初期投資が抑えられる。安心感があるのはいいと思います」と、ライトユーザーへの配慮も感じ取った。

 12月にはパチンコの最新機種もデビューする慶次シリーズ。2012年の締めくくりとしてパチスロ版慶次が、その先陣を切った。レビン氏も「ちょうど、こういったタイプをユーザーが求めている。そういう意味で、出たタイミングはとてもいいと思う」と高評価の1台。合戦を告げるほら貝の音は、大きく鳴り響いたと言って間違いなさそうだ。


見事1700ゲームの上乗せに成功したレビン氏  レビン氏が「戦国パチスロ 花の慶次〜天に愛されし漢」のポテンシャルを体験した。ショールームでは、最高設定6を試打。軽快に引き当てるレア役に「やっぱり6は違いますね」とニンマリ。わずか17ゲームで強スイカとの同時当選でビッグボーナスをゲットした。ここではARTに突入しなかったが、終了後5ゲーム目のチャンス目(?)から潜伏を経てARTに突入した。2セット目には、真修羅の刻にも移行。14ゲーム目にレギュラーボーナスを引き当て、天武の極まで到達した。「これがホールなら、一番の見せ場ですよ。注目されちゃいますね」と、試打とはいえ快調な出玉感に満足した表情だった。

 また、レビン氏はART上乗せ特化ゾーン「天武の極」夢の4ケタに挑戦。1回目は1ゲームで終了し、最低保障の+100で終了。2回目は3ゲーム継続したものの、+300で終わってしまった。「ホールで+100とかだったら悔しいですね」と挑んだ3回目、ついに本領を発揮。強力なレア役、中段チェリーを連発し、後告知で表示された上乗せゲーム数は、なんと+1700。攻略軍団リーダーの面目躍如たる引きを見せていた。


さまざまな液晶演出にも注目だ  ◆機種詳細 「戦国パチスロ 花の慶次〜天に愛されし漢」は、3種類のボーナス(ビッグ、極ビッグ、レギュラー)と、ART「修羅の刻」で出玉を増やすボーナス・ART併用機。ARTは1ゲームあたり純増約1.7枚で、1セットは40ゲーム+α。継続率でも管理されており最低は50%で最高は85%。終了後に突入する戦モードで毎ゲーム、ART復帰抽選が行われる。また、これに漏れた場合に突入する殿モードでも引き戻しのチャンスが残されている。

 ART中のチャンスゾーンは「真修羅の刻」。1セット10ゲームループ(初回は最低20ゲーム保証)で、レア役やシングルを引くことで、上乗せ特化ゾーン「天武の極」当選確率が高くなり、家紋ランプ4つ点灯で大チャンス。また、この間にボーナス当選すれば、天武の極移行が濃厚となる。天武の極は、毎ゲーム3ケタゲーム上乗せが発生し、75%の確率でループ。レア小役なら200ゲーム以上の上乗せが濃厚となる。なお、上乗せゲーム数は毎ゲーム告知と後告知が選択できる。後告知なら、引き次第で夢の4ケタ上乗せ表示を見ることも可能だ。また、ART中の7ぞろいから突入する「桜花乱舞」は、7ぞろいの0ゲーム連が発生。最大3回そろい、かつ80%でループ。また、最後にはビッグボーナスがついてくる。