名門「箕面観光ホテル」破綻 負債総額35億円前後

大阪府箕面市で「箕面観光ホテル」などを経営する大阪観光(同市)が資金繰りに行き詰まり、大阪地裁に民事再生法の適用を申請したことが1日分かった。関係者によると負債総額は35億円前後。利用者がピーク時の3割にまで減り、経営不振が続いていた。

 大阪観光は昭和26年に創業し、箕面市の阪急箕面駅前から箕面大滝へ続く「滝道」沿いで旅館経営をスタート。昭和40年に温泉レジャー施設「箕面スパーガーデン」を、43年には隣接して「箕面観光ホテル」をオープンした。桂太郎ら明治の元勲らが「関西政財界人クラブ」として利用した別館に加えて、紅葉シーズンの眺望などが親しまれ、最盛期には年100万人の利用があった。

 ところが、近年は競合施設の進出やレジャーの多様化などにより利用客はピークの3割に減少。24年5月期まで3期連続で赤字に陥っていた。