パチンコ周辺機器 高値奪回の足取り 「ホール省力化投資」フォロー


パチンコ周辺機器 高値奪回の足取り 「ホール省力化投資」フォロー ダイコク電機、ゲームカード、グローリーなど(日本証券新聞)

 ダイコク電機(6430)をはじめとするパチンコ周辺株が軒並み強調展開。良好な事業環境を背景に、マースエンジニアリング(6419)、ゲームカード・ジョイコHD(6249・JQ)、サン電子(6736・JQ)など、上方修正銘柄がここ相次いで飛び出してきており、スマートフォン(高機能携帯電話)関連以外で数少ない好業績製造セクターとして注目度が高まってきている。

 なぜ、好環境なのか。業界に詳しいアミューズメントセクターアナリストは、「大きな流れでいくと、パチンコホール数は1995年の1万8000店から現在1万2000店と3分の2に減少し、参加人口も減少傾向にあったがここ下げ止まり感が出ており、“パチンコ人口とホールの需給バランス”が取れてきたことがポイント。こうした中、経産省のデータにもあるようにホールの収益が最近比較的良くなってきており、設備投資の余裕が多少出てきた。最近ホールは出店、改装に加え、『店舗従業員の省力化や利用者の利便性向上につながる設備投資』にお金をかける傾向がある」と言う。

 特に「各台計数装置」への引き合いが強まっている。パチンコ台それぞれの玉の数を自動計算するもので、出玉の箱を足元などに積む必要がなく、出玉の詰まった重い箱を集計場所に運ぶ必要もなくなる。一説では、ホール従業員の仕事の7割は“箱”にまつわる作業とされ、従業員負担の軽減につながる。

 この各台計数装置の最大手がマースエンジニアリングで、同装置の販売好調を要因に22日、業績を上方修正した。同装置を手掛けるダイコク電機、ゲームカード、グローリー(6457・大証)も業績好調だ。また、ダイコク電機では、出玉状況などが他者に分からないという“箱積みゼロの唯一の難点”の解消にもつながるデータ表示装置も伸びており、上方修正含み。これらはいずれも下値切り上げの展開で、高値奪回が有望。