パチスロ関連のオーイズミは事業用土地先行取得で反発

政府が今年7月31日に閣議決定した日本再生戦略では、医療・福祉分野は、2020年までに50兆円の需要と284万人の雇用を創造することを目標にする成長分野と位置付けられた。

  この実現に向け、きょう31日付けの日本経済新聞では、異業種の家電量販店業界のヤマダ電機 <9831> が、高齢者住宅開発に進出すると報道され、株価そのものは、全般市況の続落が響き、110円安の3730円と続急落している。

  異業種からの高齢者向け住宅進出は、同社のみにとどまるものではない。前日30日大引け後にパチンコ・パチスロ関連のオーイズミ <6428> が、そのための事業用土地の先行取得を発表、高成長分野への進出は、ブームの兆しが出てきたようである。

  オーイズミの株価は、もみ合いのなか2円高の278円と反発している。オーイズミは、今年5月に定款変更を株主総会に付議することを取締役会決議し、高齢者向け住宅ならびに介護施設の運営などを事業目的に追加、株主総会で承認されたが、このために事業用土地を8月24日に先行取得した。

  神奈川県厚木市の大学移転跡地約3300坪を取得したもので、今年11月に施設整備に着工し、2014年1〜7月の開業を目指す。整備施設は、認知症専門の誘致病院(4階建1棟、約170床)、診療所(3階建1棟)、サービス付高齢者向け賃貸住宅(4階建3棟)、商業施設(2階建1棟)、その他デイサービス・訪問介護施設などとなっている。

  株価は、今3月期業績の増益転換を予想したものの、年初来安値194円まで売られ、定款変更でやや上ぶれ、今期第1四半期決算が、パチスロ向け樹脂研磨式メダル自動補給システムの好調推移でV字回復をしたことを評価して287円高値まで上値を伸ばした。PER14倍台、PBR0.5倍の割安修正が続きそうだ。