PCSA臨時セミナーでDYJH佐藤洋治社長が香港上場の基調講演


 パチンコ・チェーンストア協会(PCSA)の臨時セミナーとして27日、東京都千代田区紀尾井町のホテルニューオータニにおいて、「パチンコホールの香港証券取引所株式上場についてのセミナー」が開催された。ダイナムジャパンホールディングス(DYJH)による香港証券取引所上場に関するセミナーとなっており、同社代表執行役社長の佐藤洋治氏が「上場の経緯を総括」と題する基調講演を行った。ホール業界初となったDYJHの上場に対する高い関心を反映して、会場には多くの業界関係者が詰めかけた。

 佐藤社長は基調講演の冒頭で、「8月6日、香港のメインボードに上場することができた。これは、多くの温かい支援があればこそできたこと。パチンコオペレーターによる上場の道筋が開けたということで今後、2番手、3番手と上場する企業が現れてほしい。これがパチンコ業界の社会的な評価の向上や、社会の貢献に繋がると考えた」と述べて、セミナーを開催した趣旨を説明。つづいて香港上場を実現させた現在の心境を、「今から24年前の平成元年、ダイナムと、ピーアークさん、マルハンさん、オータさん、ジャパンニューアルファさん、ヒューマックスさんで株式公開準備委員会を結成し、株式公開に向け取り組んできた。残念ながら24年間努力しても、日本の門戸が開かれることはなかった。しかし今回、国際基準における香港において門戸が開かれたことにより、日本も変わらざるを得ないのではないかと考えている」と語った。そして、「パチンコオペレーター企業がすべてをディスクロージャーし、社会に風通しの良いパブリックカンパニーとなる。ここから、社会との調和と、安定した社会のなかでの業の営みの実現に向け、パチンコ業界がスタートするという、天の時かなと考えている。ダイナムは今後も業界の仲間にも呼びかけて、より一層、社会に貢献できる企業になっていく」と、基調講演を締めくくった。

 基調講演を第1部とし、第2部には香港証券取引所への上場に尽力した関係者によるスピーチが行われた。香港の金融関係者や、香港と日本の弁護士といった専門家が登壇し、DYJHの香港上場にまつわる話を紹介し、株式上場に興味を持つ関係者に向けて自社の業務内容を説明した。

 セミナー終了後には会場を別室に移して懇親会を開催。民主党の石井一衆議院議員ほか、多数の関係者が祝辞を述べた。懇親会の後半では佐藤社長が歌を披露し、関係者がそれにつづくなど、終始和やかな雰囲気に包まれていた。