「健康ぱちんこ」 脳トレの機会提供


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 パチンコ遊技と健康は一見、かけ離れた存在に見えるだろう。確かに、座って遊技するスタイルから、身体を動かしての健康に直接結びつけることはできない。だが、家の中にこもらず、“出掛ける”という行為で、健康に間接的に寄与するとともに、脳の健康には良いという。

 実際、後者に関しては、10年以上前にパチンコ遊技が高齢者の認知症予防につながるとの話がメディアで報道されたこともある。その後、高齢者施設にパチンコ台を設置するホームが散見されるようになった。

 このような背景で、昨今「健康ぱちんこ」という動きが遊技業界に起こり始めている。

 提唱者は篠原菊紀・諏訪東京理科大共通教育センター教授だ。専門は応用健康科学と脳神経科学。多チャンネルNIRSと視線追尾システム、心拍解析を使って「学習しているとき」「運動しているとき」「遊んでいるとき」などの脳や身体の活動を調べている。

 篠原教授は、パチンコというレジャーを通じ、脳の健康維持や身体の健康増進に貢献することが可能だという。

 250の原著論文を精査しその証拠の程度を評価した「アメリカ国立衛生研究所の報告(2010)」では、認知機能(頭の働き)の低下を予防する、つまり脳の老化を防ぐには「頭を使うこと」「野菜・魚中心のバランスのいい食事をとること」「運動することと並んで、レジャー(楽しさ)」が有効だとされている。