ノヴィル、売電事業参入 阿南でメガソーラー


ノヴィル、売電事業参入 阿南でメガソーラー(徳島新聞)



 総合レジャー業のノヴィルグループ(徳島市)は、大規模太陽光発電所(メガソーラー)事業に乗り出す。阿南市津乃峰町にあるグループ工場の資材置き場を活用し、9月に着工。2メガワット級の発電所を建設し、年内の稼働を目指す。建設予定地は、大潟新浜工業団地内の約3万1千平方メートル。現地で橋梁(きょうりょう)製造などを手掛けるノヴィルパブリックワークス(阿南市)、酒米製造のノヴィルアグリサービス(同)の関連2社が所有する資材置き場に整備する。

 メガソーラー事業を展開する藤崎電機(阿南市)を通じて、京セラ製の太陽光パネル9520枚を調達。パネルを支える架台はノヴィルパブリックワークスが製作する。一般家庭500世帯分の使用電力量に相当する年間200万キロワット時の発電能力がある。投資額は公開していない。太陽光パネルなどの設備完成後、グループ企業で飲食店「タリーズコーヒー」やパチンコ店「ミリオン」の関東店舗など比較的新市場・新事業を担うノヴィルフロンティア(徳島市)が事業運営に当たる。7月施行の再生可能エネルギー特措法による「電気の固定価格買い取り制度」に基づく電力会社への売電を通じて、収益を確保する流れだ。

 母体のノヴィルによると、主力のパチンコ事業が店舗照明などに電気をまとまって使用することから、東日本大震災以降、店舗への太陽光パネル設置など再生可能エネルギーへの関心を高めてきた。「太陽光で1キロワット時当たり42円」という自然エネルギー買い取り制度が具体化したことや、メガソーラーの建設に適した用地が確保できたことなどの条件がそろったことで、新事業として取り組むことにした。

 ノヴィルは「国家的政策であるエネルギー事業に自社が関わることのできる意義を感じている。早期に収益化を図りたい」としている。