職員が5600万円着服 JAくろべ

JAくろべは21日、北部支店金融渉外担当の30歳代の男性職員が、顧客の定期預金の満期金など計約5600万円を着服していたと発表した。男性職員は「パチンコや飲食代に使った」と話しているという。調査終了後に懲戒解雇する方針。家族が全額弁済すると話しているため、当面、刑事告訴しない方針という。

 JAくろべによると、職員は北部支店の金融渉外担当となって約1年後の2006年1月から今月14日までの約6年4か月にわたり、満期になった定期積立金や定期預金の継続手続きを偽り、顧客に解約申込書と新規の口座開設申込書に署名・押印させ、解約の際に払い戻される満期金を着服していた。担当していた黒部市北部の33世帯から1世帯につき20万〜600万円を着服したという。

 今月に入り、職員が担当する客から集金が滞っていると同僚に連絡があり、上司が確認したところ、職員が着服の件と勘違いして不正を認めたため問題が発覚した。これまで被害者から指摘はなく、内部監査でも不正は発見できなかった。

 職員は勤続17年で上司の信頼も厚かったという。JAくろべは今後、懲罰委員会で処分を決定する。記者会見で林茂組合長は「コンプライアンスを重要課題と位置づけ、誠心誠意、取り組んで参ります」と陳謝した。