パチンコ店便所の落書き2600か所、エロサイトのアドレスで広告収入

神戸市西区のパチンコ店のトイレ内に落書きをしたとして器物損壊容疑で兵庫県警神戸西署に逮捕された男が、全国36府県約2600か所のトイレに自ら開設したアダルトサイトのアドレスを落書きしたと供述していることが20日、同署への取材で分かった。

 男は福岡県大牟田市の無職・松本辰徳容疑者(35)。自分のサイトから別のサイトへアクセスさせるアフィリエイト(成果報酬型)広告で収入を得ており、自らのサイトを宣伝するため落書きを繰り返していた。

 松本容疑者は昨年9月、約14年間勤務していた東京都内の建設会社を退社。その後、車に寝泊まりしながら全国行脚し、各地のトイレに落書きを続けた。北は岩手から南は鹿児島まで2府34県。パチンコ店のほか、ゲームセンターや遊園地など、延べ1000施設を回り、アドレスが消されないように、カッターナイフで彫るなどしていた。

 松本容疑者は「楽に金をもうけたかった」と供述。最大で月間約22万円の広告収入を稼ぎ、昨年11月〜今年3月に約66万円を得ていた。また、「〇〇市の〇〇ちゃんとエッチできた」などの宣伝文句も落書きしており、「自分もパチンコでもうけたら風俗に行きたくなる。だから全国チェーンのパチンコ店を狙った」とも供述している。

 松本容疑者は今年3月23日、神戸市西区のパチンコ店で落書きしているのを従業員に見つかって逮捕された。押収されたノートに2600か所の場所を記していたため、余罪が発覚。神戸西署はこれまでに19県約520か所の被害を裏付けた。