パチンコ店放火殺人 被告「死刑当然」

大阪市此花区のパチンコ店で2009年7月に5人が死亡し、10人が重軽傷を負った放火殺人事件の裁判員裁判は30日、無職高見素直被告(43)=殺人罪などで起訴=に対する遺族と裁判員の質問が大阪地裁であった。被告は遺族に「大勢の人を殺したので、死刑になって当然と思う」と述べた。

 被害者参加制度を利用して公判に加わった5人が質問。高巣ヤエノさん(当時62)の長女の夫が「罪悪感があれば謝ってほしい」と求めると、高見被告は「申し訳ない気持ちはあるが、今さら謝る必要はないと思う」と話した。

 高見被告が事件当時、架空の女性の声が聞こえる妄想を抱えていたと弁護側が主張したことを踏まえ、女性裁判員が「なぜ逮捕直後の取り調べで女性の存在を説明しなかったのか」と質問。高見被告は「細かいことまで説明するのは面倒と思った」と答えた。