アルコール・薬物・ギャンブル等依存症

アルコール・薬物・ギャンブル等依存症からの回復


依存症は、短期間のうちに突然生じるものではなく、何年もかけて少しずつその人をむしばみ進行したもので、家族や周囲の人を巻き込んでいく障害です。なぜ周囲を巻き込むほどまで進行してしまうのでしょうか。それは、依存症が「否認」の病気だからです。つまり、依存症の症状として、本人は、自分が依存症であることをなかなか認めることができないのです。また、家族や周囲の人も良かれと思ってしたことが結果として依存症の進行に加担しているということもしばしばあります。
本人に依存症の自覚がない段階では、まずは家族や周囲の人が、専門機関や自助グループにつながり、依存症についての正しい知識と本人への適切な対応方法を身につけることが、回復に向けての第一歩となります。
依存症についての本や専門機関が発行している冊子などで正しい知識を身につけることができますが、その知識を日常生活に適用し、本人への適切な対応方法を実践し、継続していくには、自助グループ、家族教室への参加や、専門機関への相談が、大変助けとなります。
自助グループへ参加すれば、難しい状況を乗り越え回復した本人や家族と出会うことができ、自分たちも回復できるということを信じる力が強まります。依存症からの回復には、長い年月を要しますが、正しい知識を身につけ、諦めずに努力を続けていれば、いつの日か自分らしさを取り戻し、健全な家族関係、社会生活を取り戻すことができるのです。