早稲田大学でパチンコ授業の謎

これは早稲田大学文化構想学部で行われている「祈りのメンタリティ」という講座の一環


◆「魚群リーチ」を神格化するメンタリティ


 パチンコには、リーチ演出(大当たり予告)が存在するが、もっとも有名なのは「海物語」の「魚群リーチ」である。リーチがかかったあとに、右から左へ大量の小魚がサーッと流れるこの演出は、信頼度(実際に当たるかどうかの確率。このリーチ演出が出たからといって、必ず大当たりするわけではない)が50%。

信頼度50%というのは、脳科学的にも「もっとも気持ちよくなる確率」だと証明されているという。

 脳科学的には、まずリーチ演出が発生した段階で、脳波が強く反応する。これは大当たりの予測によって発生するもので、実際の大当たり、または外れ(報酬、と呼ばれる)まで、脳波はある程度強い反応(快感増幅)を継続するが、確率が50%のときに、その数値が最大化するという。
 どうしても用語が難しくなってしまうが、要は「当たるか外れるか、半々の確率」というときにもっとも脳みそは気持ちよくなっている、ということだ。
(実は右から左に流れる、というアクション自体も脳科学的に人気が出た理由と分析されているのだが、若干ややこしい話になるので割愛)

 で、ここからが○○氏の「極論」。

 パチンコでリーチアクションが発生すれば、人々は「当たれ!」と祈る。それが信頼度50%であれば、「伸るか反るか」であり、実際に当たると「軽いキセキ感」を得ることになる。結果、魚群を「大当たりの預言者」として神格化し、当たると救済感覚すら得るようになる。
 さらに、パチンコ好きの人々、特に海物語が好きな人々は隣の台が当たっても喜ぶ。これはもはや隣人愛(アガペー)である。